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一時は文化の中心地であった ベルガマ(ペルガモン) は、トルコのなかでも有数の考古学的価値のある町として見られています。近代的な町を見下ろす丘、アクロポリスには、名高い図書館や急勾配で印象的な劇場、トラヤヌス神殿、ディオニューソス神殿、ゼウスの記念祭壇、デーメーテールの至聖所、3段丘に渡って建設されたギュムナシオン、アゴラなどの遺跡が残されています。
町の南部からさらに南東に行くと、医術の神アスクレーピオスに捧げられた聖地アスクレピオンがあります。町なかでは、セラピス神に捧げられた神殿のそばに考古学民族誌学博物館があります。神殿は、後に黙示録に記されている七教会の1つとなり、続いてビザンティン時代にはバシリカ聖堂として使われていました。
ギュルリュバフチェ(プリエネ)は、イオニア時代、最も活気のある港でした。紀元前4世紀にミレトスのヒポダモスが導入したシステムは、碁盤の目のように道を作るという優れたシステムです。このシステムは、都市計画が考えられるようになった初期の頃のいい例です。プリエネと同じく、ミレット(ミレトス)もイオニア時代に栄えた港であり、哲学者や賢人がこの町から出ました。劇場を見るだけでもこの町を訪れた価値はありますが、保存状態のよいファウスティナの浴場や考古学博物館も見逃せません。
ディディム(ディディマ)には、遺跡が1つしかありませんが、素晴しい土地であることには変わりません。アポロ神殿は古代遺産のなかでも最も神聖な神殿とされています。何度も略奪にあって焼かれた神殿ではありますが、いまなおその優雅な美しさを保っていて見るものを驚かせています。二列に並んだコロネードのポルチコが巨大な神殿を囲っています。
ゲイレ(アフロディシアス)には長い歴史がありますが、愛と美の女神アフロディーテに捧げられた町が傑出してきたのは紀元前1世紀のことでした。古代の遺産のなかでも最も高価な宝物がこの町から発掘されています。神殿や、記念碑、浴場、劇場そして素晴しいスタジアムなど、公共の建物は、驚くほどの技術で彫られた大理石で装飾されています。
飛び抜けて素晴しい神殿と大理石の彫刻から、この町の職人の熟練した技術のうわさが広まり、アフロディシアスは古代の彫刻学校の中心となりました。アフロディシアスの驚くばかりの芸術品の多くは、現地の博物館に収められています。また、劇場と会議場の遺跡も大変よく保存されています。
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